おばんでございます。
ここ3日間、愛知淑徳大学の学生14名の気仙沼ゼミをアテンドしておりました。
3年連続でお越しいただいているということで、感謝感謝でしかありません。
中には昨年も来てくれていた学生が今年も来てくれたという、本当にうれしいこともありました。
わたしは主に、気仙沼の観光の取り組みと震災学習を担当。
震災学習については、市内の被災した場所を巡ったり、座学で勉強したり、これからの復興の計画をお話ししたり。
特に愛知県は南海トラフ地震と津波で大きな被害が想定されることから、皆さん真剣に学んでくれました。
さて、今日は3日分、観光の取り組みについて学ぶ・楽しんでいるところをお伝えしようかと。
ゼミ①唐桑で漁業の営みを知る
先生は、唐桑で養殖業を営む畠山政也くん。通称やっくん。
震災後の唐桑での漁業復興についてや、自身の漁業への関わり方、観光への携わり方などをお話ししてくれた後に、いざ!漁場へ!!
ホタテやカキの漁場現場では、育て方、育ち方など教えてくれました。
時にはいかだの上に乗せてくれたり(笑)
ほたてをいかだから揚げて、その場で食べさせてくれたり(笑)
この新鮮さはみんな驚き!!
そりゃみんな笑顔になるね(笑)
そして、陸に帰るまでの間はウミネコの餌付け!
みんなキャー!キャー!うるさい(笑)
でも慣れてくるとこんなことも。
お!うまい!!
お天気も良く、サイコーの漁場体験でした。
そして、ランチは海鮮バーベキュー。
やっくんのお父さんに、唐桑のカキ養殖の歴史や震災時からの復興話しなどをお話しいただきながら、美味しく、ありがたく、海の恵みに感謝してごちそうになることができました。
最後に唐桑のキレイな海をバックに記念写真。
やっくん先生、奥さん、やっくんお父さん、ありがとうございましたーー!
お手伝いしてくれた、からくわ丸のえまちゃん、ありがとうございましたーー!!
ゼミ②魚の保管場所を知る
気仙沼は、カツオやサンマ、メカジキやサメと日本有数の水揚げ量を誇る港町ということで、魚の加工場見学!と思っていたんですが、台風が過ぎた後ということで水揚げも少なく、こうなりゃ!!と思い、女子大生をマイナス55℃の超低温冷凍庫にブチ込んだれ!!(笑)
ここでの先生は、南気仙沼水産加工協同組合の武田さん。
もう入る前からキャーキャーうるさいし、入ったらもっとうるさい(笑)
寒いーー!
イタイーーーー!
そりゃマイナス55℃だからね。
体験したことない寒さだろうに(笑)
ちょっとした体験で、濡れたタオルを持ち込むと・・・
立ったーーーーー!
アハハ(笑)
ウケル(笑)
魚がこんな超低温で鮮度を保ったまま保管されていること、魚の気持ちわかったかな?
最後に冷凍庫の前で記念写真。
武田さん、ありがとうございましたーー!
ゼミ③魚を出荷するための製函屋の仕事を学ぶ
気仙沼は毎日たくさんの魚が水揚げされますが、地元で冷凍庫で保管もされますが、鮮魚のまま全国へも出荷されます。
その際に欠かせないものが、魚を入れるための「箱」。
ここでの先生は、藤田製函店の藤田専務。
通称、いっぺいちゃん。
まずは先生から、函屋の仕事の生業を学びます。
函屋って?から始まりましたが、丁寧に教えてくれました。
昔は木箱を使っていたそうですが、最近は発砲スチロールが主流ですね。
今はあまり使われなくなった木箱に入って、ドナドナの魚Verの気分を(笑)
そして、みんな驚くのがこの高く積み上げられた函の高さ!
今にも倒れてきそうなこの高さに、またしてもみんなはキャーキャーうるさく(笑)
そして「じゃあみんなも持ってみましょう」でも、キャーキャーうるさく(笑)
中には、お!上手!!
そして最後には、函屋さんゲーム!!
気仙沼魚市場で水揚げされた魚を買った仲買人さんから電話がかかってきて、その買った魚の量に合わせて、規定の大きさの函のサイズを必要数量トラックに短時間で積み込むというこのゲーム。
みんなで考え、チームプレイでどんどん積み込むみんな。
必用な数量をトラックに積み込みはできたけど、時間がかかり過ぎていっぺいちゃんからダメ出し(笑)
楽しんでもらえたかな(笑)
ここでのプログラムは、ちょいのぞき気仙沼でもやっているものです。
ぜひ機会があれば「函屋仕事体験」してみてくださいね。
魚屋さんを支える仕事、わかってもらえたかな。
またまた最後に記念写真。
ゼミ④気仙沼魚市場で水揚げ現場と作業している人を知る
今朝は少し水揚げ量のある朝だったので、ここは希望者だけでしたが早朝の気仙沼魚市場へ。
ここでの先生は、阿部長商店の従業員であるわたし。
水揚げされているホヤやホタテ、鮮魚(活魚)、サメ、巨大なメカジキ、マグロ、カツオがあったかな。
スーパーではなかなか見れない、丸々の魚を見てもらったし、魚市場で水揚げ作業をしているところ、入札している仲買人さんの仕事を見てもらいました。
「この船はカツオの一本釣り漁の船で、高知県の船なんだよ」
「気仙沼は全国からたくさんの漁師さんが来るんだよ」
みたいな話しだったり。
とまあ、今回は漁業に関するところだけをお伝えしてみましたが、普段の生活の中で普通に食べている魚。その魚を食べるまでにいろんな仕事があって、仕事をしている人がいて、美味しい魚を食べれることに感謝する気持ちを持ってもらえたらうれしいな。と。
冒頭にも書いた通り、この他にも震災の事だったり、自然を見たり、いろんな人に会ったりといろんなゼミプログラムをやりました。
楽しんでもらいながら、今の気仙沼の全てを詰め込んだつもりです。
気仙沼の「魅力」、人の温かさ、復興へがんばる地域、そんなことを感じてもらえていたらうれしいな。
最後の最後の最後にも記念写真。
また来ます!
って帰っていきました。
みんなまた来てねー!
担当:船長
ふ~~~。
女子大生はキャーキャー言う生き物でした(笑)