今日は当ホテルを会場に【平成29年度カツオセミナーin気仙沼】が開催されました。
日本カツオ学会なるものがあるのも、正直初めて知ったのですが、会長・副会長はじめ、全国からカツオの教授やら研究者やらで、より知見を深めようと多くの関係者が集まりました。
自分もこっそり潜入していたのですが、いや~勉強になった!オモシロかった!
カツオについて、それなりに知ってはいると思っていましたが、いや~、甘かったですね。
参考になったことはたくさんあったのですが、全てを書いていると長文になってしまうので、特に頭に残ったことを書き留めます。
まず、皆さん、よく
「 戻りカツオ 」
って聞きますよね。
9月~10月頃にかけて食べられる、脂がたっぷり乗ったメチャうまなカツオです。
で、皆さん、
カツオはどこまで北上して戻ってくる?
のか知ってます?
なぜ、脂が乗ってるのか?
わかります?
気仙沼人にとっては、実は今更聞けなかったことだったりしてません?
知ってたような知らなかったような?
今日、研究者の方に直接質問して教えてもらったので、わたしが〝知ったかぶり〟で教えます(笑)
ちょっと自信がありませんが(笑)
まず、カツオの産卵海域は熱帯圏だそうです。そして温かい黒潮にのって日本近くに北上してきます。そしてそのまま黒潮にのって太平洋沖合を北上してきて、ここ気仙沼の沖合(三陸沖)~親潮との境目になる青森県沖合で一度回遊するそうです。
この時のカツオは1歳~1歳半くらいだそうですよ。
※温度や海流の流れによっては北海道道東沖合まで北上するときもあるそうです
で、この回遊しているわずかな期間は、これまでの(熱帯圏~三陸沖合までの)移動距離に比べ移動距離(運動量)も少ないし、潮の境目でエサも豊富なため、わたしのようにどんどん太って(笑)、脂が溜まっていくそうです。
そして青森県沖合あたりで丸々と太ったカツオは、産卵のためにまた熱帯圏を目指して9~10月頃に南下を始める。
これがいわゆる、
戻りカツオ
なわけであります。。。
この説明でわかります?
もしかして自分は間違っていたりします?
もし間違っているよ!という方がいらっしゃいましたらコメントください。
改めて勉強し直しさせていただきます。
まずはスタッフみんなにも知ってもらい、お客さまにカツオを提供する際にはお話ししてみよう。きっと喜んでくれる!だろう。
とまあ、こんなことを知れたり、日本一のカツオの水揚げ量を誇るまちなのに、カツオの「価値」というものをまだまだ知ってないな~とか、アイデアがまだ軽いなあとか。
反省というか、痛感させられたというか。
いろいろと今後につながるようなお話しが聞けたわけであります。
いや~もっと知りたい!
そしてもっとお客さんに説明して、気仙沼のカツオの良さを知ってもらって、気仙沼にまた遊びに来てほしい!満足してほしい!
そう思った一日でした。
とさ。
担当:船長
気仙沼温泉 気仙沼プラザホテル