Kesennuma,Voices.presents 【デンマークとさんま十勇士】上演!


「ケイゾク」「SPEC」「トリック」など数々の人気作品を手がけてきた堤幸彦監督と震災発災年から気仙沼の〝声〟を毎年記録している作品「Kesennuma,Voices.」。

今年で7年目であり、7作品目。

記録している中でも、毎年違うテーマで記録をしてきました。

 

その7年目。。。

今年は更に前へ!ということもあり、堤監督、なんと!気仙沼で子どもミュージカルをやっちゃいました!

いよいよ堤監督の本領発揮!!といった感じなところでしょうか(笑)

 

タイトルは

【デンマークとさんま十勇士】!

ん?・・・「デンマーク」?

ってなりますよね(笑)

 

「デンマーク」とは、皆さんがテレビやラジオでお馴染みの生島ヒロシさん(気仙沼出身)の小学生時代の音楽の先生「まさこ先生」の〝あだ名〟なんです(笑)

 

そう。これは生島ヒロシさんが小学生時代のほぼ実話物語。気仙沼がとても豊かだった1962年頃の気仙沼での物語なんです。

その頃さんまの水揚げ時期には、さんまを大量に積んだトラックがカーブで曲がる度に、「ボトボトボトーー!」とさんまを道路に落としてしまうくらいさんまが豊漁で、それをみんな拾って夕ごはんにしていたとか(笑)

そんな時代背景の中、ヒロシさんたちはデンマークの指導のもと合唱コンクールをめざし、日々練習を積み重ねるわけですが、まあいろいろな事件もあり、仲直りもあり、そんな様子が笑いと感動の涙を生んだわけです。

そんな日常が舞台になっています。

 

 

年明けにオーディションを行い、初のお稽古があった日は

なんと1月下旬(/ロ゜)/

 

本番の3月3日までとても時間が少ない中、公民館などで子どもたちが一生懸命にお稽古に励んでくれたおかげでなんとか間に合いました。

しかも舞台上で使う美術品は全てダンボールで手作りにしようという堤監督のアイデアで、スタッフさんが夜な夜なメチャクチャがんばってつくってくれました。

蝶ネクタイ


ショートケーキ


看板
などなど。

 

そのうちにポスターもできあがり、チケットも1000円で販売。

このポスターの絵は出演する子どもたちが書いた絵になるんですが、とにかく全てにおいて手づくり感がスゴイんじゃ~(笑)

それだけじゃない。
この舞台の脚本も楽曲もすべてオリジナル!

関係者の皆さん、本当にありがとうございました!!

 

そして迎えた3月3日の公演日!

上演前には総合企画・演出の堤幸彦監督はもちろん、この物語の主人公でもある生島ヒロシさん、演出の生島勇輝くん、振付の生島翔くん、この舞台に多大なご協力をいただいた気仙沼市民劇団うを座の齊藤さんとで囲み取材もあり、メディアからの注目関心の高さも感じました。

さあ!いよいよ開演!!

今回は2回の上演をしたのですが、合わせて250人ものご来場がありました!

メチャクチャくれしかったです!!

その頃、楽屋では、、、

円陣をくんで「がんばるぞ!おおおーーーー!」(笑)

 

舞台最中の様子は写真でお楽しみください。

笑いもあり、時折、涙もあり。。。

ミュージカルですから当然歌もあり。その歌の最中には会場内から手拍子が自然とわきあがり。。。

舞台上と会場内の一体感があってメチャクチャよかった!

そこまで演出してくださった堤監督と生島ヒロシさんのトークの力がほんっとスゴイ!!

関わってくださったみんなの熱意と優しさと気仙沼愛がスゴイ!!

 

堤組気仙沼支部長として、前説とピンスポを担当したわたくしですが、もうそれはそれは笑いながら泣きながらのお仕事でした。

終演後にはみんなでお見送り。

「よかったよ~」「楽しかったよ~」「懐かしかったよ~」「感動したよ~」

とたくさんの賞賛の声が子どもたちにかけられました。

 

そしたらなんと!その中に!!!

「デンマーク」こと、本物のまさこ先生が!!!!!


(イスに掛けている女性が本物の「デンマーク」)

これまたほんっとうれしかった!!

 

数多くの俳優・芸能人との大舞台をつくりあげてきた堤監督も、「この舞台はメチャクチャよかった!」と言ってくださり大大大絶賛!!
噂では、「これは東京でもやりたい!」と言ってるとか(笑)

そんなことが実現できたらいいですね~(笑)

 

この舞台を観劇してくださったお客さまみんなに、笑顔と元気が届けられていたら、それはそれはうれしいことです。

また、この舞台は、3月11日0:00~TBSオンデマンドで配信される予定の
「Kesennuma,Voices. 7」の中でご覧になれる予定です。
ぜひ、ご覧ください!

TBSオンデマンドはここをクリック!

 

 

堤監督、生島ヒロシさん、勇輝くん、翔くん、齊藤さん、携わってくださった多くのスタッフ関係者皆さん。

おそらくこれは、震災がなければ決して生まれなかった作品であり、「人の繋がり・人の絆」です。

無くしたものはあまりにも大きいけど、ここから得た〝絆〟は、誰もが人生の宝や財産となって、ずっとずっと心に残って、これからも繋がり続けていくことでしょう。

一日一日を、一期一会を大切にしていきたいと思います。

この舞台の最後の台詞は

「覚えていよう。今この時のこと」

 

 

まもなく3月11日を迎えます。

 

東日本大震災発災から7年。

まだまだ復興最中です。

ただただ前を向いて、歩いていきたいと思います。

 

劇中歌 ~船は行く~

広がる台地を駆け抜ける風は優しく
リアスがもたらす 豊かさが笑顔の源
いつまでも一緒だと 信じて疑わずに
過ごした日々 かけがえのない時間こそ宝物

あの山越えて あの海を越えて
僕の船は 今 旅立つ
時化の時もあるだろう それでも太陽は昇る
未知なる道をためらわず行こう
僕ら 海の町育ちは
笑い合い 歌い合い 支え合う
そして また 出会える

 

船長

 

気仙沼温泉 気仙沼プラザホテル

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