復興屋台村気仙沼横丁 閉村式


今から5年4か月前の、2011年11月中旬。

あの震災からまだ8か月しか経過していなかった頃。。。

 

まだまだ被災物だらけで真っ暗なホテル周辺の内湾地区に、ポッと赤ちょうちんが灯りました。

復興屋台村気仙沼横丁。

 

震災で被災した飲食店の方々有志が集まり、仮設商店街として営業を再開させました。

〝  気仙沼は元気にがんばってるぞ! 〟

まさにそんな思いだったのではないでしょうか。

 

グランドオープンした2011年11月26日。

元気をもらいに、届けに、希望を抱き、開村式へおじゃました記憶があります。

このオープンに至るまでは、さまざまな困難とご苦労があったことと察します。

従来の「法」や「制度」では、震災後のこの状況をなかなか解決できないこともたくさんあったと聞いています。

それでも、全国から温かいご支援やご協力をもらい、オープンしていただけたことに、改めて感謝します。

 

オープン後は、全国各地からお客さまが訪れ、気仙沼の地酒を飲み、気仙沼の美味しい食事を楽しみ、気仙沼を支えてくださってくれました。

著名人の方も数多く訪れてくださったり、イベントも数多く開催していて、その度にたくさんの市内外のお客さまがここを訪れ、元気をもらいました。

屋台村に一番近い宿として、当館にお泊りいただいたお客さまも少なくありません。

お互いにコラボしたプラザホテルオリジナル企画「屋台村商品券付宿泊プラン」で、お客さまをご紹介しあえた本当に近しい関係でありました。

 

それから5年4か月。。。

 

国の制度事情や市の事情もあり、ついに本日、閉村式となってしまいました。

まず冒頭に、司会のかよちゃん(岩手佳代子さん)から「今日は笑って」のことばに、今日で終わりではなく、今日から新しいスタートなんだと思わされました。

かよちゃん強いな。と。

 

閉村式では、まずは気仙沼市長の挨拶に始まり、

次に、すでに卒業された店主さん含め、店主の皆さんが一同にステージに集まり、村長さんからご挨拶と感謝のことばがありました。

そして、屋台村の立ち上げに尽力いただいた理事の方々を代表し、元社長の若生さん(現富谷市長)から、立ち上げの時の話や感謝の挨拶があり、店主一同の皆さんから記念品が贈られました。

涙を流されながら挨拶するその姿に、当時のご苦労と、感謝の気持ちがたくさん込められていたことと思います。

わたしもつられて涙がポロポロと。

そして最後に、今日この閉村式の会場にご来場できなかった全国の皆さんに向け、感謝の気持ちを込めた風船をみんなで「ありがとうー!」って飛ばしました。

閉村式の後は、気仙沼の歌姫こと育美ちゃん(熊谷育美さん)のミニライブもあり、

全国からこの会場に駆けつけてくれた皆さんに、感謝のうたを届けてくれました。

 

屋台村は本日閉村式となりましたが、実営業は20日までやっています。

残り2日。

本当に終わってしまいます。

ぜひ終わる前に、もう一度、この復興屋台村気仙沼横丁で食べて飲んでみてください。

 

閉村後の各店主さんの未来はそれぞれで、自力で再建される方、新しくできる商店街にまたお店を出す方、まだ決まっていない方、辞めてしまう方。。。

 

まだまだたくさんの問題や不安を抱えています。

 

気仙沼の復興はまだまだ道半ばです。

でもきっと、この6年を乗り切ってきた皆さんとなら、また楽しい飲食店、気仙沼ができあがるんじゃないかと思っています。

 

復興屋台村気仙沼横丁関係者の皆さん、心から〝ありがとうございました〟

感謝状までいただいてしまいましたが、こちらこそ感謝です!

担当:船長

 

気仙沼温泉 気仙沼プラザホテル

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