東日本大震災発災から、まもなく6年・・・
気仙沼を常日頃より応援、支援いただいている皆さまに、心より感謝と御礼を申し上げます。
震災発災後の気仙沼を応援してくださっている方はたくさんいらっしゃることと思いますが、その中のお一人でもあり、昨年4月から「みなと気仙沼大使」を委嘱させていただいている、映画監督の堤幸彦さんが、震災後の気仙沼を記録し続けてくださっている作品を紹介させていただきます。
作品名は
【Kesennuma,Voices.】
です。
毎年3月11日にTBSオンデマンドにて最新作が全国配信されています。
今度の3月11日に配信されるのは最新作でシリーズ6になります。
なぜ、堤幸彦監督が気仙沼で記録をすることになったのか。
わたしが話すのもなんですが、紹介させていただきたくお付き合いください。
実は堤監督は、震災以前にも気仙沼で映画撮影をされていらっしゃいました。
その作品は
・「自虐の詩」(主演 中谷美紀 阿部寛)
・「銀幕版 スシ王子~ニューヨークへ行く~」(主演 堂本光一)
です。
お時間があれば、ぜひご覧になってみてください。
震災以前の気仙沼の様子が映っていますよ。
そして、2011年3月11日の東日本大震災発災。
堤監督は、ご自身が映画撮影でお世話になった気仙沼が、気仙沼の人たちが、どうなってしまったのか、、、とても心配してくださったそうです。
そして、翌々月の5月。
映画「はやぶさ」の撮影が終わったそのままの足で、スタッフ十数名とともにロケバスで深夜に撮影現場を出発。気仙沼へボランティアに来てくださり、被災物片づけや側溝のヘドロ掻き出しをしてくださいました。
そのボランティア活動をその年に数回してくださり、その間ずっと自分は何ができるのかを悩んでいらっしゃったそうです。
そしてまもなく2011年も終わろうとした12月。。。
気仙沼の2011年の記録を撮る決心をし、突如気仙沼でのドキュメンタリードラマ撮影を敢行。
気仙沼出身の生島ヒロシさんの妹さんが津波で亡くなられたことから、ヒロシさんの息子である生島勇輝さん、翔さんが、おばさんの「死」に向き合いながら、被災地への思いをぶつけていきます。
そして、気仙沼市内の被災の状況を映像で記録しつつ、被災者の方々の生の「声」「心の声」を記録。
Kesennuma,Voices. が生まれました。
翌年以降も記録撮影は続き、その年その年で堤監督が感じたこと、やらなくてはと思ったこと、現地の取材からその年のテーマを決め、今現在もその記録は続いています。
今回は、その6作品目であり6年目になるわけです。
さて、今年は気仙沼のどんな「声」が記録されているのか。
過去の5作品と、堤監督のインタビューも見れますのでどうぞご覧になってください。
ちなみに、今なら2週間無料のようですよ!まずはお試しあれ。
TBSオンデマンドはこちら
個人的にこの作品への思いは強いわたくし。もちろん携わせていただいているのもありますが。
この作品は、気仙沼の小さくも前を向いているまちの復興記録でもあり、被災されてしまった人たちの「心の声」を引きだしています。
その声を聴くことで、「人の痛み」「心の痛み」を知ることができ、被災者以外の皆さんが弱い方々へ寄り添う気持ちとか助け合う気持ちとか人にやさしくなれるとかの気持ちをもってもらえたらうれしいと思っていますし、前向きになれる方もたくさんいらっしゃると思います。
まもなく3月11日。
気仙沼では、多くの報道やメディア関係者が見受けられ、なんとなく心がそわそわする毎日です。
震災について、というよりは今後の備えについて、家族や会社の皆さんとお話ししてみてはいかがでしょうか。
この作品が、そんなことを考えてもらえる〝きっかけ〟になってくれたらうれしいです。
担当:船長
気仙沼温泉 気仙沼プラザホテル
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