その時!気仙沼の歴史が動いた!!


今日は気仙沼にとって、とてもスゴイ事が起きた一日でした。

 

50年来の悲願である、気仙沼と大島を結ぶ橋が架かったのです!!

本来であれば3月26日の予定でしたが、天候の都合により本日となりました。

これはこの瞬間を見ないと!と思い、今日一日は追っかけをしました。

 

昨夜、組み立て現場(商港岸壁)に到着したのが深夜12時過ぎ頃。

この時点では、まだ吊り上げの準備中でした。

ここでプチ情報が入りました。

どうやら作業が遅れているらしいぞと。。。

仕方がない。安全な作業が第一優先である。

とにかく待とう。。。。

ガンバッテくれ!深田サルベージ建設!!

 

ウトウトzzz は!(+_+)

ウトウトzzz は!は!(+_+)

 

と、車の中で待つこと4時間。

空が明るくなり、そろそろ日の出の時間も近づいたころ。

橋を吊り上げるサルベージ船のワイヤーが、ピンッ!と張りました!!

おお!いよいよか!!

と、気付けば周りはこの瞬間見たさにギャラリーがいっぱいでした。

最初は静かに静かに。。そっとそっと。。

おお!!浮いた!浮いた!!

吊り上ったーーーーー!!

20分くらいかかったでしょうか。

見事、この228m・2700トンのアーチ橋を吊り上げました!!

スゲエゼ!

深田サルベージ!!

しかし、まだまだ。

ここからは、架設現場まで移動である。

慎重に慎重に。

 

ホテル屋上からはこんな感じでした。

遠くからみてもスゴイ迫力でしたよ!

もちろんこの間、気仙沼湾を行き来する船は全て航行ストップです。

作業に遅れがでてしまっていたため、大島定期航路も急遽欠航ということになりました。

そして架設現場到着。

ゆっくり時間をかけて、慎重に慎重に降ろしていきます。

本当にピタッとハマルのか??

「あ~~~。ちょっと短かった~~~」なんてならないのか??

ド素人のわたしには心配で心配でたまりません。

そっと。。そっと。。

そっと。。そっと。。ゆっくり。。ゆっくり。。
恐いぐらいスゴイ迫力。。。

ガシャーン!!

お見事!!!!

2017年3月27日 AM9:45。

50年来の悲願であった、

気仙沼と大島が繋がりました!!

 

わたしも実は大島在住ですが、まさか本当に橋が架かるなんて!

ホント、夢みたいです。

 

そして、午後からは乗船見学会もありましたので、参加してきました。

船から眺める大島架橋も、これまた格別!

キレイな橋だわ!!

 

この架橋は、開通まで約2年かかります。

これを眺めながら待つ2年ももどかしいですが、一日でも早い開通を望みます!

 

完成すれば、橋長356m、アーチ支間長297m(全国3位、東日本最長)になります。

ぜひぜひ、一度はこの橋を渡りに来てほしいものです。

 

しかしながら、橋がかかっただけではいけませんね。

ここから私たちが、どうしていくのか。

気仙沼に住む大人として、観光従事者として、この橋を活かしつつどういった取り組みや事業をしていくのか。

開通までのこの2年で真剣に考えなければいけません。

 

本当の勝負は、これからなのです。

 

とは言っても、まずは今日はうれしい一日!

ウマイ酒を飲もう!!(笑)

担当:船長

 

気仙沼温泉 気仙沼プラザホテル

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復興屋台村気仙沼横丁 閉村式


今から5年4か月前の、2011年11月中旬。

あの震災からまだ8か月しか経過していなかった頃。。。

 

まだまだ被災物だらけで真っ暗なホテル周辺の内湾地区に、ポッと赤ちょうちんが灯りました。

復興屋台村気仙沼横丁。

 

震災で被災した飲食店の方々有志が集まり、仮設商店街として営業を再開させました。

〝  気仙沼は元気にがんばってるぞ! 〟

まさにそんな思いだったのではないでしょうか。

 

グランドオープンした2011年11月26日。

元気をもらいに、届けに、希望を抱き、開村式へおじゃました記憶があります。

このオープンに至るまでは、さまざまな困難とご苦労があったことと察します。

従来の「法」や「制度」では、震災後のこの状況をなかなか解決できないこともたくさんあったと聞いています。

それでも、全国から温かいご支援やご協力をもらい、オープンしていただけたことに、改めて感謝します。

 

オープン後は、全国各地からお客さまが訪れ、気仙沼の地酒を飲み、気仙沼の美味しい食事を楽しみ、気仙沼を支えてくださってくれました。

著名人の方も数多く訪れてくださったり、イベントも数多く開催していて、その度にたくさんの市内外のお客さまがここを訪れ、元気をもらいました。

屋台村に一番近い宿として、当館にお泊りいただいたお客さまも少なくありません。

お互いにコラボしたプラザホテルオリジナル企画「屋台村商品券付宿泊プラン」で、お客さまをご紹介しあえた本当に近しい関係でありました。

 

それから5年4か月。。。

 

国の制度事情や市の事情もあり、ついに本日、閉村式となってしまいました。

まず冒頭に、司会のかよちゃん(岩手佳代子さん)から「今日は笑って」のことばに、今日で終わりではなく、今日から新しいスタートなんだと思わされました。

かよちゃん強いな。と。

 

閉村式では、まずは気仙沼市長の挨拶に始まり、

次に、すでに卒業された店主さん含め、店主の皆さんが一同にステージに集まり、村長さんからご挨拶と感謝のことばがありました。

そして、屋台村の立ち上げに尽力いただいた理事の方々を代表し、元社長の若生さん(現富谷市長)から、立ち上げの時の話や感謝の挨拶があり、店主一同の皆さんから記念品が贈られました。

涙を流されながら挨拶するその姿に、当時のご苦労と、感謝の気持ちがたくさん込められていたことと思います。

わたしもつられて涙がポロポロと。

そして最後に、今日この閉村式の会場にご来場できなかった全国の皆さんに向け、感謝の気持ちを込めた風船をみんなで「ありがとうー!」って飛ばしました。

閉村式の後は、気仙沼の歌姫こと育美ちゃん(熊谷育美さん)のミニライブもあり、

全国からこの会場に駆けつけてくれた皆さんに、感謝のうたを届けてくれました。

 

屋台村は本日閉村式となりましたが、実営業は20日までやっています。

残り2日。

本当に終わってしまいます。

ぜひ終わる前に、もう一度、この復興屋台村気仙沼横丁で食べて飲んでみてください。

 

閉村後の各店主さんの未来はそれぞれで、自力で再建される方、新しくできる商店街にまたお店を出す方、まだ決まっていない方、辞めてしまう方。。。

 

まだまだたくさんの問題や不安を抱えています。

 

気仙沼の復興はまだまだ道半ばです。

でもきっと、この6年を乗り切ってきた皆さんとなら、また楽しい飲食店、気仙沼ができあがるんじゃないかと思っています。

 

復興屋台村気仙沼横丁関係者の皆さん、心から〝ありがとうございました〟

感謝状までいただいてしまいましたが、こちらこそ感謝です!

担当:船長

 

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Kesennuma,Voices.6 特別上映会のご案内


毎年恒例となりましたが、2017年作品の特別上映会日時が決まりました!

当日は、堤幸彦監督(2016年みなと気仙沼大使を委嘱)も駆けつけ、上映後に舞台挨拶もありますので、堤幸彦ファンのみなさま!

どうぞお越しくださいませ!!

【日時】

4月9日(日)

1回目上映 開場13時00分 開演13時30分 ※約90分のイベントです

2回目上映 開場16時30分 開演17時00分 ※約90分のイベントです

【場所】

気仙沼プラザホテル 2F コンベンションホール飛天

入場無料

【内容】

①作品上映「 Kesennuma,Voices.6」

②監督・出演者舞台挨拶

堤幸彦監督、生島勇輝(予定)、生島翔(予定)、東北学院大学 金菱清

 

 

と、ザッとこのようなイベント内容です。

このKesennuma,Voices.については、3月5日のブログで書かせていただいていますが、震災以降、ずっと気仙沼に寄り添ってくださっている堤幸彦監督。

 

最近はもう気仙沼を愛してやまない堤幸彦監督(笑)

そして、その堤監督を愛してやまないわたし(笑)

今や「堤組気仙沼支部」として、公式に?(笑) 有志メンバーで活動しております。

 

3月11日にはNHKの震災関連特番でもご出演され、気仙沼についてたくさんお話ししてくださいました。

 

気仙沼市内の皆さまにも、気仙沼市以外からお越しの皆さまにも、ぜひご覧いただきたい作品であります。

遠方からのお客さまは、ぜひお泊りを兼ねてお越しください。

映像だけではなく気仙沼の今の景色を、声を、感じてみてください。

 

ちょっと気仙沼は遠いな~、当日は行けないな~、と言う方はぜひTBSオンデマンドからご覧になってください!!

今回上映する最新作KV6含め、6作品全てがご覧になれます。

TBSオンデマンド「Kesennuma,Voices.」シリーズはこちらから!

 

それでは当日のご来場をお待ちしております!

担当:船長

 

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東日本大震災発災から6年・・・


いつも気仙沼プラザホテルのブログをご覧いただき誠にありがとうございます。

本日は3月11日。

とても穏やかな今日の気仙沼です。

 

東日本大震災発災から6年という月日が流れました。

当時より応援・ご支援・ご協力いただいてきました皆さまへ、改めて心より感謝と御礼を申し上げます。

ありがとうございます。

 

今日は全国がこの「東日本大震災」を考え、今の問題を取材・討論し、被災地各地から伝えていることと思います。

もちろん、さまざまな事情もあり、良い事も悪い事もあることでしょう。

でも、それだけ甚大な被害であり、時間がかかっているということなのだと思います。

気仙沼も写真の通り、まだまだ復興途中であります。

いろいろな立場や責任のある方もいますが、みんな、一生懸命に復興へ向け努力しています。

 

自分の立場だけで考えるのではなく、相手の立場になってみる、視点を代えてみることも必用なのだと考えさせる6年目であります。

 

気仙沼からはTBSが伝えてくれます。TBSとの関係性は、昨日のブログでも書かせていただきましたが、本当に感謝しております。

ぜひ、今日は気仙沼の6年目、被災地の6年目に耳を傾けてください。

そして、家族で・職場で・親しい仲間たちと、今後について考えていただければうれしいです。

 

まもなく14:46を迎えます。

さまざまな立場の方々が、さまざまな思いで黙祷をささげてくださることとと思います。

 

また、今日の過ごし方は、それぞれによってどのようなカタチでも良いと思います。

心穏やかに過ごす方もいれば、気の合う仲間や家族とお酒を飲んで楽しむ方もいていいと思っています。人それぞれ「悼む」カタチも気持ちも違います。

今日は誰もが「東日本大震災」ということを考えてくださっていることでしょう。

 

まだまだ山積している問題に向き合いながらも、気仙沼に活気を取り戻していくべく、これまでの「ご縁」「絆」を大切に、感謝し、当館としましては観光で盛り上げていこうと思っています。

今後とも、ご支援・応援を心よりお願い申し上げ、本日の挨拶とさせていただきます。

がんばっぺ!気仙沼!!

 

気仙沼プラザホテル 従業員一同

 

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気仙沼Voices.2017(3月9日三陸新報より引用)


『第一号の校庭解放』

気仙沼市立中井小学校の校庭が8日、児童たちに戻ってきた。

校庭に建っていた仮設住宅が撤去され、全面開放となったもので、仮設住宅が建設された気仙沼・本吉地方の中では最初の解放。東日本大震災から6年。。。

子供たちが元気に校庭を駆け回った。

6年生の伊東くんは

「校庭がこんなに広かったんだと実感した。もうすぐ卒業だけど、広い校庭で遊べることを楽しみにしていたので、友達と目いっぱい遊びたい」と笑顔。

小松校長は

「6年生の卒業前にに間に合いうれしい。通常の教育環境に戻り、保護者もほっとしているはず」と話した。

大島中学校、小原木小学校の2校でも仮設住宅の解体と校庭の復旧作業を終えており、両行とも今日9日から使用を開始する。。。

 

 

震災から6年。
やっと学校が学校らしさをを取り戻しつつあります。

これまで仕方なく学校の校庭に仮設住宅が建てられ、子供たちの遊び場、体育学習の場が失われていましたが、走り回ることができるようになり、子供たちに笑顔が取り戻されることでしょう。

一歩一歩、前へ。

 

担当:船長

 

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堤幸彦監督「Kesennuma,Voices.」シリーズのご案内


東日本大震災発災から、まもなく6年・・・

気仙沼を常日頃より応援、支援いただいている皆さまに、心より感謝と御礼を申し上げます。

震災発災後の気仙沼を応援してくださっている方はたくさんいらっしゃることと思いますが、その中のお一人でもあり、昨年4月から「みなと気仙沼大使」を委嘱させていただいている、映画監督の堤幸彦さんが、震災後の気仙沼を記録し続けてくださっている作品を紹介させていただきます。

作品名は

【Kesennuma,Voices.】

です。

毎年3月11日にTBSオンデマンドにて最新作が全国配信されています。

今度の3月11日に配信されるのは最新作でシリーズ6になります。

 

なぜ、堤幸彦監督が気仙沼で記録をすることになったのか。

わたしが話すのもなんですが、紹介させていただきたくお付き合いください。

 

実は堤監督は、震災以前にも気仙沼で映画撮影をされていらっしゃいました。

その作品は

・「自虐の詩」(主演 中谷美紀 阿部寛)

・「銀幕版 スシ王子~ニューヨークへ行く~」(主演 堂本光一)

です。

 

お時間があれば、ぜひご覧になってみてください。

震災以前の気仙沼の様子が映っていますよ。

 

そして、2011年3月11日の東日本大震災発災。

 

堤監督は、ご自身が映画撮影でお世話になった気仙沼が、気仙沼の人たちが、どうなってしまったのか、、、とても心配してくださったそうです。

 

そして、翌々月の5月。

映画「はやぶさ」の撮影が終わったそのままの足で、スタッフ十数名とともにロケバスで深夜に撮影現場を出発。気仙沼へボランティアに来てくださり、被災物片づけや側溝のヘドロ掻き出しをしてくださいました。

そのボランティア活動をその年に数回してくださり、その間ずっと自分は何ができるのかを悩んでいらっしゃったそうです。

そしてまもなく2011年も終わろうとした12月。。。

 

気仙沼の2011年の記録を撮る決心をし、突如気仙沼でのドキュメンタリードラマ撮影を敢行。

気仙沼出身の生島ヒロシさんの妹さんが津波で亡くなられたことから、ヒロシさんの息子である生島勇輝さん、翔さんが、おばさんの「死」に向き合いながら、被災地への思いをぶつけていきます。

そして、気仙沼市内の被災の状況を映像で記録しつつ、被災者の方々の生の「声」「心の声」を記録。

 

Kesennuma,Voices. が生まれました。

 

翌年以降も記録撮影は続き、その年その年で堤監督が感じたこと、やらなくてはと思ったこと、現地の取材からその年のテーマを決め、今現在もその記録は続いています。

今回は、その6作品目であり6年目になるわけです。

 

さて、今年は気仙沼のどんな「声」が記録されているのか。

過去の5作品と、堤監督のインタビューも見れますのでどうぞご覧になってください。

ちなみに、今なら2週間無料のようですよ!まずはお試しあれ。

 

TBSオンデマンドはこちら

 

個人的にこの作品への思いは強いわたくし。もちろん携わせていただいているのもありますが。

この作品は、気仙沼の小さくも前を向いているまちの復興記録でもあり、被災されてしまった人たちの「心の声」を引きだしています。

その声を聴くことで、「人の痛み」「心の痛み」を知ることができ、被災者以外の皆さんが弱い方々へ寄り添う気持ちとか助け合う気持ちとか人にやさしくなれるとかの気持ちをもってもらえたらうれしいと思っていますし、前向きになれる方もたくさんいらっしゃると思います。

 

まもなく3月11日。

気仙沼では、多くの報道やメディア関係者が見受けられ、なんとなく心がそわそわする毎日です。

 

震災について、というよりは今後の備えについて、家族や会社の皆さんとお話ししてみてはいかがでしょうか。

この作品が、そんなことを考えてもらえる〝きっかけ〟になってくれたらうれしいです。

 

担当:船長

気仙沼温泉 気仙沼プラザホテル

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